逆流性食道炎に良いとされる飲み物を
徹底比較
お茶は、逆流性食道炎の症状を悪化させる可能性があるとして、飲むのを避けた方が良い飲み物としてあげられています。しかし、お茶でも麦茶はむしろ逆で、逆流性食道炎の治療中でも飲んで大丈夫な飲み物としてあげられています。麦茶も同じお茶の部類になるのに、なぜこのような違いがあるのか、その理由について検証していってみましょう。
麦茶はお茶の分類に入る飲み物ですが、ハトムギが原材料であり、茶葉ではないため、カフェインを含んでいません。カフェインは胃酸の分泌を促進させるため、逆流性食道炎には天敵とも言えます。そのカフェインが含まれていない、というのが麦茶が良いとされる一番の理由となります。その他にも、以下のような効能があるとされています。
ノンカフェインでミネラル分の多い麦茶は、大人から赤ちゃんまで安心して飲める飲み物として知られています。しかし、そんな麦茶にも、注意しなければならない点というものがあります。
逆流性食道炎にとって胃を冷やしてしまうのも、胃酸の分泌を促し、症状を悪化させる可能性があるので、避けたいことの1つです。特に麦茶には体を冷やす効果があるので、常温または温めてゆっくりと飲むことがおススメになります。飲むタイミングとしては、胃粘膜を保護する効能を生かすためにも、食事の前の空腹時に飲むと良いでしょう。食事中や食後すぐは、消化のために胃酸が必要な時間帯となりますので、飲用はあまりお勧めできません。
逆流性食道炎に良い効果をもたらすかどうかは、飲み物に含まれている成分をチェックすることが肝心です。飲み物に含まれている成分には、逆流性食道炎の改善に有効なものもあれば、逆効果となる成分もあるからです。また、成分の含有量というのも、みておきたいポイント。多すぎても少なすぎても、正しい効能が得られない場合がありますので注意しましょう。