逆流性食道炎に良いとされている飲み物5 牛乳

逆流性食道炎を食事で改善胸やけ・呑酸を放置しない!35歳からの食生活改善法

逆流性食道炎に良いとされる飲み物を
徹底比較

本当に牛乳は逆流性食道炎の治療中に飲んでもOKなのか

逆流性食道炎による不快な症状を緩和させるのに適した飲み物として、牛乳が挙げられています。しかし、そもそもなぜ牛乳が症状緩和に効果があるといわれているのでしょうか。そこでここでは、牛乳の逆流性食道炎に対する作用について、本当に良い効果を期待できるのかを検証してみました。改善方法を探る1つの目安として、参考としてください。

牛乳がよいとされる理由

牛乳が逆流性食道炎の改善に良いとされるのには、以下の理由が挙げられています。

  • ビタミン群(A・B2)や牛乳タンパク質が胃粘膜を保護
    牛乳に含まれるビタミン群や牛乳タンパク質は、食道や胃の粘膜の上から膜をはって、刺激から粘膜を保護する効果があります。
  • カルシウムがストレスを和らげる
    カルシウムには、胃酸を過剰に分泌されるストレスを和らげる作用があります。特に牛乳は、そのカルシウムの消化・吸収が良いという特徴を持っていますので、飲むことで逆流を予防する効果も高いとされています。
  • 胃酸の酸性度を中和する
    牛乳には、胃酸の酸性度を中和させて、強い刺激を弱める効果があるとされています。ですが、他の食品に比べて実際に高い効果があるかどうかは明確にされておらず不明瞭な部分です。[注1]

牛乳の悪い点

牛乳は身体に良い飲み物というイメージが強いですが、場合によっては体調にとってマイナスに作用してしまうことがあります。

  • 牛乳アレルギーやミルク・アルカリ症候群など
    牛乳を飲む上で注意したいのが、アレルギーや飲み合わせについてです。乳製品に含まれるタンパク質にアレルギーのある方は、牛乳を飲むことでアナフィラキシーショックなどを引き起こす可能性があります。また、胃酸を中和するマグネシウム製剤やカルシウム製剤を服用している場合、牛乳を飲むことで高カルシウム血症など「ミルク・アルカリ症候群」といわれる症状が発症するリスクが高まります。[注2]またその他にも、乳糖不耐症といった症例も挙げられていますので、牛乳を飲んで体に不調を感じたら、すぐに医師に相談することをお勧めします。
  • 乳脂肪は胃の中で滞留しやすい
    牛乳に含まれる乳脂肪は、消化吸収されやすいという特徴も持ってはいるのですが、やはり脂質であることにかわりはありません。そのため、牛乳は水分でありながら消化吸収に時間がかかり、胃の中に長時間滞留しやすいという面も持っています。

飲み物には温度とタイミングも重要

飲み物で逆流性食道炎の症状を緩和させるには、その温度と飲むタイミングも重要なポイントとなっています。牛乳の温度に関しては、冷たい状態よりも40℃くらいの温かいホットミルクが、胃への刺激も少なくリラックス効果もあるためおススメになります。また飲むタイミングとしては、胃の中に食べ物が入っていない状態の、食前や就寝前の空腹時が最も効果的とされています。食事中や食後すぐは、胃酸を中和すると消化不良や胃もたれといった症状を起こしやすくなります。

逆流性食道炎に良い飲み物は成分量をみることが肝心!

逆流性食道炎を患っている時は、食事だけではなく飲み物も見直したいポイントになります。飲み物によっては、症状の緩和に有効であったり、逆に悪化させる可能性もあるからです。どんな飲み物を飲んだら逆流性食道炎に良いのかを判断するには、飲み物に含まれている成分と配合量をしっかりチェックし、見定めることが必要となります。

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