外食で気を付けたい 逆流動性食道炎の OKメニュー、NGメニュー
逆流性食道炎の人が魚を食べる場合、青魚よりも脂肪分をあまり含んでいない白身魚の方が、消化が良く適しているとされています。さらに火を通した調理をすることで、生で食べるお刺身よりも消化が良くなります。そのため、外食で魚料理を頼む場合は、煮魚定食がおすすめとなっているのです。それでは、煮魚の良い点などを詳しくみていきましょう。
よい点
タラやカレイなどの白身魚は、良質なたんぱく質を多く含んでいる反面、脂肪分やコレステロールは少ない、高タンパク低脂肪食品です。消化もとても良いため、逆流性食道炎で胃腸が弱っている時の貴重なたんぱく質供給源となってくれます。調理法はホイル焼き(蒸し)など、火を通した煮魚メニューであればさらに消化が良くなるため、おすすめです。また、サケなどに含まれるEPAには、胃粘膜を保護する作用があるため、逆流性食道炎の改善に有効となります。
白身魚は脂肪分が少なく消化が良いため、離乳食や病院食などにも利用されています。そんな白身の煮魚に含まれる体に良いとされる栄養素には、下記のものが挙げられます。
青魚(赤身魚)は、白身魚に比べ脂が多いため、白身魚に比べ消化は良くありませんが、EPAを多く含んでいるので、大根下ろしを付けるなど食べ方を工夫して摂ると良いでしょう。
注意点
白身魚の煮付けや蒸し料理は、高タンパク低脂肪で消化に良い、胃腸が弱っている時には本当に適したメニューです。しかし、逆流性食道炎の症状が重度であるなど、その人の体調によっては合わない場合もあります。そんな時は、調理法を見直してみたり、逆流性食道炎に良い飲み物をプラスしてみるなどしながら、焦らずに自分に合ったメニューを探っていきましょう。