外食で気を付けたい 逆流動性食道炎の OKメニュー、NGメニュー
外食のメニューで定食などは、ご飯を白米から玄米に変えることのできるお店もあります。玄米には白米よりも豊富な栄養素が含まれているため、ヘルシー志向の方は玄米を選択することが多いようです。しかし、逆流性食道炎にとっては、その豊富な栄養素があるがゆえに、玄米は症状改善のためにはNG食材となっているのです。それでは、玄米のどのようなところが、逆流性食道炎を改善させるためには適さないのかなどについて、詳しくみていきましょう。
悪い点
逆流性食道炎を起こしている要因が便秘の場合、玄米を食べることで便秘を解消できれば、症状が改善する可能性もあります。しかし、悪い点でもあげたように、玄米の不溶性食物繊維は、便秘を悪化させる可能性もありますので、必ず大丈夫、というわけでもないのが実情です。また、玄米は消化があまり良くありませんので、玄米で改善を試みる時は良く噛んで食べるなど、消化を助けるような工夫をして食べるようにすることも、必要となってきます。
逆流性食道炎を起こす原因は複数あり、人によっても異なってきます。ですので、定食のご飯を白米にするか玄米にするかは、原因によって見極めていくと良いでしょう。例えば、消化不良による胃もたれを起こしている場合は、白米が適していますし、お菓子や糖質の摂りすぎで胃酸過多を起こしている場合は、玄米の方が適しているとされています。しかし、基本的に玄米は消化があまり良くありませんので、症状が強く出ている場合は、食べるのを避けた方がおススメです。
もし試すのであれば、症状が落ち着いている休日の前などに、食べてみるのが良いでしょう。ただその場合は、良く噛んで食べる、胃酸を中和してくれる逆流性食道炎に良い飲み物をプラスする、といった胃にあまり負担をかけないようにする工夫を心がけてください。そうして食べられるものを探ってきながら、徐々に増やしていくためにも、食事と生活習慣の改善は不可欠です。逆流性食道炎は再発しやすいことをしっかりと念頭に置いて、症状が改善するまではしっかり気をつけていきましょう。