逆流性食道炎の外食NGメニュー①・カレー

逆流性食道炎を食事で改善胸やけ・呑酸を放置しない!35歳からの食生活改善法

外食で気を付けたい 逆流動性食道炎の OKメニュー、NGメニュー

逆流性食道炎にNGな外食メニュー カレー

日本人であまり嫌いな人がいないカレーも、逆流性食道炎においてはNGメニューの1つです。実はカレーには、食べることによって胸やけや喉の圧迫感、胃もたれなどを起こしやすい要素が、多く含まれているのです。カレーの特徴であるスパイシーな辛みには、体に良い作用をする麺もあるのですが、逆流性食道炎にとっては症状を悪化させるリスクを高める作用に働いてしまいます。それでは、カレーが逆流性食道炎になぜNGなのかについて、詳しくみていきましょう。

悪い点

悪い点

カレーを食べると、逆流性食道炎の不快な症状である胸やけや喉の圧迫感といったものが、わりと早く現れます。それは、カレーには胃酸の分泌を促す作用をする成分が、多く含まれているからなのです。

  • 香辛料(スパイス)
    カレーの味を決める重要なポイントである香辛料の辛み成分には、胃を刺激して胃酸を多く分泌させる作用があります。
  • 脂質
    カレーのとろみの元であるカレー粉には、大量の脂質も含まれています。脂質にも胃酸の分泌を促進させる作用があります。
  • 糖質
    カレー粉に使われる小麦粉とご飯には多くの糖質が含まれており、それを同時に摂取してしまうカレーはとても糖質の多い料理だと言えます。糖質は消化がされにくく、その分多くの胃酸の分泌を促してしまいます。

このように、逆流性食道炎の症状を改善するためには、胃酸の分泌を抑える必要があるのに、カレーは逆に胃酸の分泌を促す料理といって過言ではありません。そのため、逆流性食道炎の症状が強い人はもちろん、症状が軽度の人、治まりつつある人も、食べるのは避けた方が良いNGメニューとされているのです。

改善するまでは我慢する

それでもどうしてもカレーが食べたい!というのであれば、自炊で工夫する方法もあります。しかし、子供用の甘口のカレーにリンゴやハチミツ、牛乳などの隠し味を加え、辛みをとことん少なくするというもの。カレーが好きな方にとって、これはかえって辛いものかもしれません。もちろん外食でのカレーでは、そのような調整は出来ません。しかし、食べてしまったことで症状を悪化・再発させてしまっては元も子もありませんので、やはり改善するまでは我慢するようにしましょう

またおいしく食べられるように食生活改善

症状が少し治まってきても、過信してカレーなどNGメニューを食べてしまえば、また症状がぶり返してしまう可能性はかなり高くなります。それまでおこなってきた食事や生活習慣の改善努力が、また一からの出直しになりかねないのです。逆流性食道炎の改善は、長期戦です。症状が再発しやすいことを念頭に置いて、急に食事改善を止めてしまうようなことは、決してしてはいけません。症状が少し落ち着いて体調が良い週末などに、自分の体調と相談しながら、少しずつ食べられるものを探っていくのが良いでしょう。

その時の自分の体調に合った食事を探していくのと同時に、普段の飲み物を逆流性食道炎に良いとされる飲み物に替えていくのも、手軽に出来る食生活の改善方法です。飲み物には胃酸を中和し、さらに食道へ逆流していた胃液を胃の方へ洗い戻す効果が期待できます。食生活の改善は、逆流性食道炎の根本治療ともされています。生活習慣の改善とともに、継続して食生活の改善をおこなっていくことで、徐々にではありますが症状も治まり、食べられるものも増えていきます。

TOPへ