逆流性食道炎改善に
食事とともに見直したい生活習慣
女性のお悩みとしてよく挙げられるのが、お通じが滞ってしまう便秘症です。便秘になると、排出されない便は腸内に溜っていきます。本来なら体から排出されるものが体内に溜っていくのですから、吹き出物などの肌トラブルを始め、様々な体調不良を起こしやすくなってしまうのです。そして、逆流性食道炎も便秘が要因になり得る病気の一つに挙げられています。それでは、どうして便秘になると逆流性食道炎になりやすいのかについて、みていきましょう。
これまで、逆流性食道炎は高齢者に多い病気とされてきましたが、最近では若い年代の人にも、逆流性食道炎を患う人が増えてきています。その原因のひとつとされているのが、「便秘」なのです。便秘になると、本来であれば排出される便が腸に溜ってしまい、お腹が張った状態になります。すると、腹圧が上がり胃が腸から圧迫されてしまいます。こうした便秘症状が慢性化してしまうと、常に胃は圧迫され続けるので、噴門部が緩み食道への逆流が起こりやすくなってしまうのです。便秘になってしまう要因は様々挙げられていますが、年齢に関係なく若い人でも症状に悩まされている人は少なくありません。そのため、慢性的な便秘症を持っている人の場合、年齢が若くても逆流性食道炎を発症するリスクは高くなってしまいます。
逆流性食道炎を患っている人で、慢性的な便秘を抱えている場合は、便秘の解消も大切な症状の改善方法です。腸に溜ってしまった便をスムーズに排泄し、便秘を解消・予防していけるように、正しい対処法をいくつかご紹介しましょう。
このように便秘の解消は、逆流性食道炎の症状を改善・予防するのに効果的です。ただ、慢性的な便秘を解消するためには、これまでの生活習慣や食事内容を見直し、正しい水分補給や食物繊維の摂取をバランス良く行えるよう、改善していく必要があります。