逆流性食道炎の改善法 薬物療法

逆流性食道炎を食事で改善胸やけ・呑酸を放置しない!35歳からの食生活改善法

逆流性食道炎のその他の改善方法

逆流性食道炎の薬物治療は対症療法

胃液(胃酸)や胃の内容物が胃から食道へと逆流を起こすことで、胸やけなど様々な不快な症状が現れる逆流性食道炎。その治療法としてまず挙げられるのが、薬物治療です。薬物治療とは、薬を服用することで胃酸の分泌を減らしたり、胃酸の酸性度を減らすことで、逆流によって起こる症状を緩和していく対処療法です。薬物治療のメリットは、服用することに夜症状の緩和効果に即効性があるという点です。逆にデメリットとしては、対処朗報であるため薬の服用を止めてしまうと、症状が再発しやすいという点です。そのため、逆流性食道炎を根本的に治していくには、薬で不快な症状を一時的に抑えながら、食事の改善や生活習慣の見直しをおこなっていくことが必須なのです。

使われる治療薬の種類

逆流性食道炎の治療薬として良く処方されるのは、「胃酸の分泌を抑える薬」です。逆流の主な原因が胃酸過多にあるため、この薬が症状の緩和に最も効果的とされているからです。胃酸の分泌を抑える薬の他にも、「食道の粘膜を保護する薬」「胃酸の酸度を中和する薬」「食道や胃のぜん動運動を活発にする薬」などが、患者さんの症状に合わせて処方されることがあります。[注1]

  • 胃酸分泌抑制薬
    胃酸の分泌を抑えることで逆流を抑制し、逆流性食道炎による不快な症状を緩和していきます。胃酸分泌抑制薬としてよく処方されるのが「ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)」と「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」の2種類が挙げられ、逆流性食道炎の症状緩和にはPPIの方が、より効果的とされています。H2ブロッカーは市販されているものもありますが、医師が処方するものとは異なる場合があり、3日間飲んでも症状の改善がみられない時は、速やかに医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
  • 制酸薬
    制酸薬は、酸性度の高い胃酸を中和して、逆流しても食道粘膜の刺激にならないようにする薬です。服用すると効果はすぐ現れますが、中和された胃酸はすぐに排出されてしまうので、効果の持続性は期待できません。そのため、一時的に症状を抑えるために処方される薬です。また、便秘や下痢などの副作用が現れる場合があります。
  • 粘膜保護薬
    制酸薬は、酸性度の高い胃酸を中和して、逆流しても食道粘膜の刺激にならないようにする薬です。服用すると効果はすぐ現れますが、中和された胃酸はすぐに排出されてしまうので、効果の持続性は期待できません。そのため、一時的に症状を抑えるために処方される薬です。また、便秘や下痢などの副作用が現れる場合があります。
  • 消化管運動賦活薬
    食道や胃のぜん動運動を活発にする薬です。ぜん動運動が活発になると、逆流してきた胃液(胃酸)を胃へ押し戻したり、胃からの排出を促すようになります。

薬の服用期間

逆流性食道炎と診断されると、最も症状の改善に適しているとされるプロトンポンプ阻害薬(PPI)が、初期治療として約8週間分処方されます。この8週間内で、症状はほとんど改善しますが、そこで服用を中断してしまうと、中断後6ヶ月で89.4%と非常に確率で再発してしまいます。これを繰り返してしまうと、厄介な合併症を引き起こす可能性が高くなります。ですので、症状が治まっていても続けて服用する「維持療法」が、病院では勧められています。逆流性食道炎が軽症である場合も、薬を中断後に不快な症状が再発した場合には、維持療法への移行が望まれます。このように薬物療法では継続した服用が望まれますが、最近ではもう一つの薬の飲み方として、患者自身の判断で症状が出そうな時に服用し、よくなったと思ったら中止する、という「オンデマンド療法」というものも考えられてきています。[注2]

薬の安全性

逆流性食道炎の治療薬としてよく処方されるPPIの場合、効果の高い分長期間服用することに対する安全性が疑問視されることもありました。そのため、PPIが臨床で使用されてから20年以上、世界各国で注意深く観察がおこなわれた結果、現段階において長期間の服用による問題(副作用など)はほぼ確認されず、維持療法においても安全性が高いことが認められました。ですので、自分に合った飲み方を医師とよく相談して維持療法をおこなえば、安全性に関する心配はないと言えます。

日常生活の注意・改善を心がけることが第一

薬物療法は、症状を緩和させるためには即効性も期待できとても良い改善法ですが、あくまでも対処療法であり根本治療ではありません。ですので、本当の意味で逆流性食道炎を改善するためには、薬の効果にだけ頼るのはお勧めできません。症状が軽い場合でも想い場合でも、薬の服用とともに根本治療でもある日常生活の注意と改善を心がけることが、とても大切になってきます。

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