逆流性食道炎の漢方による改善策

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逆流性食道炎によいとされる漢方

東洋医学の漢方薬とは、薬効がある植物などを利用した生薬で、体のバランスを整え自己治癒力を高めていく薬です。病院で処方されるPPIなどのように、胃酸を中和させるような効果や即効性はなく、食道裂孔ヘルニアの方には、服用をお勧めできないといった面はありますが、作用が穏やかなため体に負担が少なく、副作用の心配もないというメリットもあります。それでは、逆流性食道炎の症状の緩和に効果があるとされる、漢方薬の種類についてご紹介していきましょう。

「六君子湯」(りっくんしとう)

六君子湯(りっくんしとう)は、半夏・人参・茯苓・陳皮・朮という胃腸の機能と抵抗力を高める6つの生薬で構成された生薬です。胃痛や胃炎、食欲不振、消化不良、嘔吐などの症状に効果が期待できる漢方薬で、胃の働きが低下していることで、逆流が起こっている人におススメです。ただし、逆流性食道炎の原因がストレスである場合は、有効な漢方とはいえません。

「半夏厚朴湯」(はんげこうぼくとう)

半夏厚朴湯は、胃腸の調子を整える半夏や厚朴で構成された生薬です。逆流性食道炎の症状である喉のつかえや食道部の違和感、胃炎、吐き気などの改善に適しているとされています。こうした胃腸を整えるのはもちろん、厚朴による不安や緊張を緩和させる作用も期待できますので、逆流性食道炎の原因がストレスである方にもオススメの漢方薬となっています。

「半夏瀉心湯」(はんげしゃしんとう)

半夏瀉心湯は、半夏・黄連・黄芩・乾姜・大棗・甘草といった、胃腸の調子を整えるなど、健胃作用のある生薬で構成されています。胃腸炎やみぞおちのつかえ、胸やけ、吐き気、げっぷといった症状の緩和に効果があるとされています。また、こうした逆流性食道炎と共に、下痢や軟便といった腸の症状が強く出ている方に、特にオススメの漢方薬となっています。

「茯苓飲」(ぶくりょういん)

茯苓飲は、茯苓・蒼朮・人参・生姜・陳皮・枳実といった生薬で構成された漢方薬で、胃炎や神経性胃炎、胸やけなどの症状の改善に効果があるとされています。逆流性食道炎に特有の吐き気や胸やけ、呑酸などの症状の緩和にも適しており、胃の膨満感を感じる人にもおススメです。特に尿量の減少といった症状を伴っている人に、適した漢方となっています。

漢方に逆流性食道炎に即効性はない

漢方薬は前述したとおり、全身の巡りを整え自己治癒力を高めることで不調を改善する東洋医学に基づいた生薬ですから、病院で処方される薬のような効果の即効性はありません。効果が穏やかなので長期の服用が必要となりますが、その分体への負担は少なく副作用の心配もないとされています。しかし、体質に合わないものを服用すれば、必ずしも副作用が起こらないとは限りません。ですので、逆流性食道炎の症状の緩和に漢方薬を活用する場合は、医師や専門の漢方医・漢方薬剤師に相談して、漢方薬の選定をおこなうようにしましょう。

生活習慣の改善も必要

逆流性食道炎の症状を緩和するのに有効とされる漢方薬ですが、その服用だけで逆流性食道炎が完全に治るというわけではありません。確かに、不快な症状を抑えることで、胃や食道の機能を改善させていく効果は期待できますが、逆流性食道炎を起こしやすい食事や生活習慣を続けていれば、その効果を正しく受け持続させていくことはできません。病気の再発を防ぐためにも、漢方薬での改善に加えて、食事や生活習慣の見直しも欠かせない対策法となります。

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