逆流性食道炎とは?
吐き気や胸焼けなど、多くの妊婦さんが妊娠初期に体験するこの不快な症状を「つわり」といいます。こうしたつわりの症状は、胃酸が逆流して食堂に炎症が起こる「逆流性食道炎」の症状にとても良く似ています。そのため、逆流性食道炎の症状であるのにつわりと勘違いして、病気を見過ごしてしまう妊婦さんは少なくないそうです。妊娠初期を過ぎてもつわりのような症状が続くようでしたら、逆流性食道炎の可能性があることを疑ってみてください。
逆流性食道炎は、肥満体型の方や高齢者に発症しやすい病気といわれていますが、実は妊婦さんにも起こりやすい病気とされています。その理由として、以下の2つが挙げられています。
妊娠中は胎児への影響が心配されるため、体調が悪くても簡単に薬を服用することはできません。逆流性食道炎の改善においても同様のことがいえ、妊婦さんが服用しても問題がない薬とそうでない薬があります。
【服用しても良いとされる薬】
【服用を避けたい薬】
以上薬剤名を挙げさせていただきましたが、妊娠中の女性の体は非常にデリケートで、個人差もあります。特に妊娠初期は胎児に影響が出る可能性が高いなど、自己判断での服用はお勧めできません。薬を服用される場合は、必ず医師か薬剤師に相談してください。また、薬に頼る前にできる対処法などもありますので、ぜひそちらもお試しいただければと思います。
妊婦さんで逆流性食道炎が疑われる場合は、まず食生活や生活習慣を見直すことで、対処していただくのがお勧めです。