逆流性食道炎
改善によい栄養素
逆流性食道炎に良いとされる栄養素の中に、メタケイ酸と呼ばれる成分があります。メタケイ酸は、主に温泉水に含まれている成分で、美肌の元とも言われるほど保湿効果が高く、肌の新陳代謝を促進する働きがあります。また、温泉には飲むことで胃腸に良い効果があるとされていますが、それにもメタケイ酸の働きが大きく関わっているそうです。それでは、メタケイ酸がなぜ逆流性食道炎に良い効果があるのかについて、詳しくみていきましょう。
メタケイ酸とは、温泉に含まれている天然の保湿成分です。肌のセラミドを整えてくれる作用があり、肌の新陳代謝も促進する働きがあるため、この成分の含有量の多い温泉は、美肌の湯であるといえます。また、メタケイ酸には胃腸を整える働きもあるため、飲泉としての健康効果も期待できるそうです。日本の温泉は、このメタケイ酸を豊富に含んだ温泉地が多く、100㎎以上の含有量で美肌効果のあるお湯ということになりますが、日本では500㎎以上含有する温泉もあるそうです。
メタケイ酸に期待できる効果は、「美肌効果」と「胃腸を整える効果」の2つが挙げられます。
温泉成分であるメタケイ酸の効果は、やはりどうしても美肌効果が注目されがちですが、胃腸への健康効果も高く胃腸薬にも取り入れられています。また、メタケイ酸は抗酸化作用も持っていますので、体を錆び付かせる活性酸素を減らすデトックス効果も、自らが持つ効能を最大に引き出す要因となっているようです。
逆流性食道炎は、胃液(胃酸)が胃から食道へと逆流することで起こる病気です。症状を改善させるためには、過剰になっている胃酸の分泌を抑えたり、逆流して食道粘膜を刺激している胃酸の酸度を中和することが、大切になってきます。制酸薬の成分でもあるメタケイ酸には、胃酸の過剰な分泌を抑え、胃粘膜を修復してくれる作用があります。そのため、逆流性食道炎の不快な症状を改善していくのに、とても適している栄養素であるとされているのです。